アズサ(斎藤 梓)
科学大好きな主人公。語学は壊滅的。
守られてばかりの妖界王太子の騎士。
さらに精霊になったのに、周囲に気遣われるばかり。
その割に何故か苦労の絶えない十五歳。彼女には、問題はないと思われる。
目下の悩みは、初めての女友達セシアと、自分の主が壮絶な争いを繰り広げていることである。
アン
妖界王太子。アズサの主人。
美しく気高く、支配者的冷酷さを持ち、さらに聡明冷静、戦闘能力は群を抜く否のつけようのない「妖界」王太子。
しかし、根が真面目なため、苦労は多い。
学問とアズサをいじるのが趣味。
アルテミア
魔界出身の元妖界軍副将軍。水を操る魔法使い。今はアンの魂精霊。
声を失っているため、話すことができない。
アズサを助けたことから、アンに気に入られ、一生ついていくことになってしまったが、本人は嫌がっていない。
流されているが、意外と苦労は少ない。
アスラ
妖界王。名前呼びしているのは、妻だけ。
妖界王は、玉座に座っていることが仕事なので、暇で暇で仕方がない。
有能な娘は大好きだが、別に娘に好かれようとも思っていないため、娘を使って遊ぶ。
妖界軍副将軍セシアと共謀している。限りなく迷惑。
月の王
レイリア
妖界王妃。ゴースト。
姿を自由に変えることができる。
サリー
妖界王女。
家出中の常識人。こっそり戻ってきても、漏れなく面倒事に巻き込まれる。
セシア
将来の夢は神官である妖界軍副将軍。妖界王大好きな十六歳。つまり、趣味は相当悪い。
死神魔法の使い手で、相当強い。
可愛らしい容貌に可愛らしい言葉を使う可愛らしい女の子だが、妖界城で楽しく生きていける性格をしている。
恵まれない境遇ではあるが、それをプラスに変える力を持つ。
シンス
妖界王の魂精霊。王と大喧嘩をして家出していた。
氷の精霊で、背が低いのがコンプレックス。
妖界王に匹敵する頭脳と実力の持ち主。毒舌で性格は相当悪い。
アズサのライバル。とりあえず、性格だけはアズサが勝っている。